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FLEXIBLE GUTTER

アートVSシリーズ
フレキシブル側溝

カーブや交差点の巻き込み部は、直線用の側溝を現場で切って角度を合わせるか、型枠を組んで現場打ちするしかありませんでした。 フレキシブル側溝は、製品どうしを振って曲線を通すための専用製品です。カットも型枠も使わずに、直線部とほぼ同じ手順で曲線区間を施工できます。

「フレキシブル側溝」という名称の製品は他社にもありますが、当社のフレキシブル側溝は当社のアートVS側溝(縦断用)に接続するための製品です。 他社製の可変側溝には接続できません。曲線部に採用いただく場合は、前後の直線部もアートVS側溝でご計画ください。

  • 3.3m最小曲線半径
  • 20°1本あたりの旋回角
  • 490°に必要な最小本数
  • T-25縦断走行荷重に対応
図面データ JWWzip DXFzip PDF
フレキシブル側溝を連続させて一定半径のカーブを施工したイメージ。製品どうしの接続部を振ることで滑らかな曲線を通している
製品どうしの接続部を振って線形をつくります。一定半径のカーブも、連続カーブやS字も、直線部と同じ据付作業で通せます。

曲線部で起きていたこと

道路の側溝で、曲線部が占める延長はわずかです。ところが手間と工期は、その短い区間に集中します。 直線部の製品を持ち込んで現場で切る方法では、切断そのものに人工がかかるうえ、粉塵と廃材が出ます。 型枠を組んで現場打ちにすれば、養生が終わるまで規制を解けません。どちらも、直線部にはそもそも存在しない作業です。

曲線部の三つの施工方法
項目 製品カット施工 現場打ち型枠施工 フレキシブル側溝
現場での切断必要不要不要
型枠・支保不要必要不要
養生期間不要必要不要
粉塵・廃材発生する型枠残材が出るほぼ発生しない
仕上がりの線形折れ線状になりやすい施工精度に左右される製品形状で決まる
数量の拾い出し現場合わせで確定しにくい数量の概念がない半径から本数が決まる
作図角度ごとに製品を割り付ける展開図が必要対応表から本数を読む

工期・人工・処分費の差は、曲線延長・半径・交通規制の条件で変わります。現場条件をいただければ比較試算をお出しします。

半径から必要本数が決まります

曲線半径ごとに、製品1本あたりの振り角と、90°曲がりきるのに必要な本数が決まっています。 設計段階でこの表を使えば、角度ごとに製品を割り付ける作業なしに数量を拾えます。

フレキシブル側溝でS字カーブを構成した平面図 製品を順に振って左右2つの円弧をつなぎ、S字の線形をつくる様子。それぞれの円弧の中心から半径Rを示しています。 R R 変曲点
製品を順に振って円弧をつなぎます。S字のように向きが反転する線形も、変曲点で振る方向を切り替えるだけで通せます。
最大約20°
接続部の旋回起点は片側で最大約20°、両端に旋回起点を持つ製品では両側合わせて最大約40°まで振れます。この角度の積み重ねが曲線になります。
カーブ対応表(内空幅300サイズ)
カーブ半径 製品1本あたりの角度 90°施工時の凹凸部数量
R3.3m最小約20°約4本
R4m約17°約5本
R5m約14°約6本
R6m約11°約8本
R8m約9°約10本
R10m約7°約13本

表内の数値は内接Rの概算です。境界の条件によって増減しますので、実際の割付はご相談ください。 R3.3mより小さい線形、複合カーブ、S字の連続についても、平面図をいただければ成立するかどうかを確認します。

3種類の製品で構成します

接続部の形状が異なる3種類を、線形に合わせて組み合わせます。どの組み合わせでも断面は同じで、直線部のアートVS側溝(縦断用)にそのままつながります。

凹部。受け側の旋回起点を持つ製品
凹部受け側の旋回起点を持ちます。直線部からカーブに入る側に使います。
凸部。差し側の旋回起点を持つ製品
凸部差し側の旋回起点を持ちます。カーブから直線部に戻る側に使います。
凹凸部。両端に旋回起点を持つ製品
凹凸部両端に旋回起点を持ちます。カーブの中間に連続して使い、本数で角度を稼ぎます。

カーブ対応表の「90°施工時の凹凸部数量」は、この凹凸部の本数です。両端の凹部・凸部は別途1本ずつ見込んでください。

当社アートVS側溝(縦断用)専用の曲線部製品です

フレキシブル側溝は、当社のアートVS側溝(縦断用)の断面に合わせて設計した製品です。 直線部から曲線部、曲線部から直線部へ、断面を変えずにそのまま連続させられます。

同じ名称の製品は他社にもありますが、接続できる直線部の製品はメーカーごとに異なります。 当社のフレキシブル側溝は他社製の可変側溝には接続できません。曲線部にフレキシブル側溝を採用いただく場合は、 前後の直線部もアートVS側溝でご計画ください。

45°・90°の折れ点にはアートVSコーナー、集水部にはVS桝(外フラット桝)、短尺部には暗渠アートVS側溝を用意しています。 VS桝はアートVS側溝と外寸が一致するため、桝が道路に張り出さず、曲線部から集水部まで通りを保ったまま納まります。 直線・曲線・折れ点・桝までを一つの断面でそろえられるのが、アートVSシリーズの構成です。 シリーズ全体を見る

既設が他社製品で、途中から当社製品に切り替える計画の場合は、取合い部の処理を個別に検討します。平面図と既設の製品名をお知らせください。

規格

内空幅300mm、内空高さ300mmから1200mmまで、100mm刻みの10規格です。 設計基準強度は30N/mm2、T-25の縦断走行に対応します。

規格一覧
呼び名 内空幅 内空高さ 参考重量(凹部) 参考重量(凸部) 参考重量(凹凸部)
FWVSA-300×300300mm300mm130kg180kg320kg
FWVSA-300×400300mm400mm150kg200kg360kg
FWVSA-300×500300mm500mm170kg220kg410kg
FWVSA-300×600300mm600mm190kg250kg450kg
FWVSA-300×700300mm700mm210kg270kg500kg
FWVSA-300×800300mm800mm270kg350kg590kg
FWVSA-300×900300mm900mm300kg380kg650kg
FWVSA-300×1000300mm1000mm320kg420kg710kg
FWVSA-300×1100300mm1100mm350kg450kg770kg
FWVSA-300×1200300mm1200mm380kg480kg830kg
フレキシブル側溝の寸法図。凹部(LA)・凹凸部(LB)・凸部(LC)の平面図と側面図、断面図。旋回起点の角度20°を示す
凹部(LA)・凹凸部(LB)・凸部(LC)の平面・側面・断面。各部の寸法値は図面データに記載しています。

重量は参考値です(図面№1511-2023/1411-2023 一覧表による)。各部の詳細寸法、旋回起点の位置は図面データをご確認ください。

図面データ JWWzip DXFzip PDF

施工事例

交差点の巻き込み部、造成地の外周、歩道の障害物回避など、線形が直線で収まらない場所で使われています。

当社納入事例

市民野球場の外周に沿った曲線側溝を、切断ゼロ・粉塵ゼロで施工

千葉県市川市 地域コミュニティゾーン公園1工区野球場防球ネット等整備工事

原設計では側溝を1本ずつ切断加工する必要があった大きな曲線区間に、施工業者様からのご相談を受けて割付図を作成し、フレキシブル側溝を採用いただきました。 現場での側溝切断は1本もなく、端材と粉塵を出さずに施工が完了しています。

造成地の外周に沿って大きな半径でカーブしたフレキシブル側溝の施工状況
造成地の外周。大きな半径のカーブを、直線部と同じ据付作業で通しています。
交差点の巻き込み部に沿って設置されたフレキシブル側溝と点字ブロック
交差点の巻き込み部。縁石の曲線に沿って側溝が連続しています。
歩道上で緩やかなS字を描いて設置されたフレキシブル側溝
歩道の障害物回避。緩やかなS字で線形をずらしています。
車道のカーブ部に設置されたフレキシブル側溝。グレーチング蓋を組み合わせている
車道のカーブ部。グレーチングを組み合わせた例です。
山間部の道路脇に緩い曲線で設置されたフレキシブル側溝
山間部の道路。法面に沿った緩い曲線です。

こんな場面で

  • 交差点の巻き込み部・ラウンドアバウト 半径から本数が決まるので、数量が確定しやすい区間です。
  • 電柱・標識柱の回避 折れ点用の製品で回すと出幅が大きくなり、無駄なスペースが出ます。フレキシブル側溝は数度ずつ振れるので、必要な分だけ線形をずらせます。
  • 造成地・駐車場の外周 大きな半径の連続カーブを、カットなしで通せます。
  • 既設構造物との取合い 桝や既設側溝の位置に合わせて、角度を微調整できます。

割付のご相談

曲線部でいちばん時間がかかるのは、何本必要かを決める作業です。当社で割付をお手伝いします。

  1. 平面図をお送りください

    曲線部が分かる平面図(PDF・DWG・JWWいずれも可)と、現場の所在地をお知らせください。半径が図面に入っていなくても構いません。

  2. 割付と数量をお返しします

    曲線区間に必要な凹部・凸部の本数、直線部との取合い、桝やコーナーの位置を含めた割付案をお出しします。

  3. 概算と納期をご提示します

    数量が固まった段階で、概算金額と納期をご案内します。設計段階でのご相談も歓迎します。

よくいただくご質問

他社の可変側溝の曲線部だけに使えますか
使えません。当社アートVS側溝(縦断用)の断面に合わせた専用設計のため、他社製品との直接の接続はできません。前後の直線部を含めてご計画ください。
R3.3mより小さいカーブには対応できますか
標準の対応範囲外です。折れ点として処理できる場合はアートVSコーナー(45°〜90°)で対応できることがありますので、平面図をお送りください。
車道に使えますか
T-25の縦断走行に対応しています。横断部については横断アートVS側溝をご検討ください。
勾配はどう取りますか
アートVS側溝と同じく、現場でインバートコンクリートを打設して調整します。曲線部だけ別の勾配処理になることはありません。
数量が数本だけでも対応できますか
曲線部は少量のご相談が多い製品です。本数と現場の所在地、ご希望納期をお知らせください。
設計に入れたいので図面データだけ欲しいのですが
JWW・DXF・PDFをこのページからダウンロードいただけます。割付まで含めてご提案しますので、設計段階でお声がけください。

供給について

千葉県内の現場へは、当社工場より直接お届けしています。 関東近郊の現場については、供給体制のご相談のうえ対応いたします。 現場の所在地・数量・ご希望納期をお知らせください。

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