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ヤードの
保管量を試算する

ヤードの保管量を試算する

囲いの作り方で、同じ区画に保管できる量はどう変わるか

ヤード条例の多くは、保管物の積み上げ高さを「囲いに荷重がかかるかどうか」で分けて定めています。壁を設けない場合や、囲いに荷重をかけない場合は、区画の境界(囲いの下端)から50%勾配(水平2:高さ1)の面までしか積めません。荷重を受けられる壁があれば、壁の上端から0.5m下の線(基準線)まで壁際で積めます。

このページでは、区画の寸法と壁の高さを入れると、「壁を設けない場合(現状のまま)」と「壁で囲った場合」で保管できる量を比べられます。千葉県の算定方法を簡略化した試算です(前提と注意)。

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保管物ごとの単位体積重量の目安(かさ比重)

山積みにしたときの、すき間を含んだ重さの目安です。品目の中身・大きさ・圧縮の有無で大きく変わります。同じ品目でも、細かいもの・プレスしたものは重く、形の大きいもの・中空のものは軽くなります。「入れる」を押すと中間の値が入力欄に入ります。

区分品目目安(t/m³)
金属スクラップ鉄スクラップ(H鋼・厚物・ギロチン材など形の大きいもの)0.8〜1.5
鉄スクラップ(プレス品・シュレッダー後の小片)1.2〜2.0
鉄スクラップ(薄物・缶・加工くずなどかさばるもの)0.3〜0.7
銅・電線くず(被覆付き)0.5〜1.0
アルミくず(サッシ・缶・鋳物の混合)0.2〜0.5
雑品スクラップ家電・業務用機器・配電盤など(解体前)0.3〜0.6
モーター・コンプレッサーなど金属の割合が高いもの0.6〜1.0
プラスチック類ペットボトル(ベール)0.2〜0.3
プラスチックくず(ベール・袋詰め)0.3〜0.5
破砕プラスチック・ペレット0.3〜0.6
土砂・砕石建設発生土(当社の標準計算条件 20kN/m³)1.6〜2.0
砕石・再生砕石1.5〜1.8
コンクリートがら1.3〜1.6
砂1.4〜1.7
その他木材チップ・木くず0.2〜0.4
古紙(ベール)0.4〜0.7
堆肥・バーク0.5〜0.8

この表は保管量から重量の概算を出すためのものです。壁の構造計算には、積載物の単位体積重量と安息角(内部摩擦角)の両方が要ります。当社の標準計算条件は土砂(20kN/m³・35°)で、これより軽い保管物は土圧が小さくなる方向ですが、形の大きいスクラップは壁に局所的に当たることがあります。実案件では品目と積み方を伺ったうえで個別に照査します。

なぜ囲いの作り方で
保管量が変わるのか

千葉県の施行規則は、保管の高さを3つの場合に分けて定めています。囲いに直接負荷部分(保管物の荷重が直接かかる構造の部分)がない場合は、囲いの下端から50%勾配の面までの高さ。直接負荷部分がある場合は、その上端から0.5m下の基準線を使って算定します。三方の囲いに直接負荷部分がある場合は、残る一方から施設や敷地境界までの距離の1/2と、基準線の高さの低い方が上限です。

勾配で積む方法は、区画の縁では高さがゼロになるため、区画が狭いほど保管量が小さくなります。荷重を受ける壁は、壁際まで基準線の高さで積めるため、同じ面積でも保管量が大きく変わります。その代わり、壁は風圧力・地震力等と保管物の荷重に対して構造耐力上安全であることを、書類と図面で示す必要があります。

千葉市は「勾配比1:2又は5mのいずれか低い方」、群馬県は千葉県と同じ3区分に5m上限を加えた形で定めています。県・市ごとの違いはヤード条例の設備要件一覧をご覧ください。

試算の前提と注意

  • 区画は長方形とし、保管物は容器を用いず山積みにするものとして計算しています。圧縮処理した金属やフレコンバッグなど容器・直立するものの扱いは別です
  • 勾配は50%勾配(水平2:高さ1)で統一しています。千葉市の「勾配比1:2」も同じ形としていますが、どこから勾配を取るかは市の図でご確認ください
  • ①は区画の境界(囲いがあればその下端)から勾配を取ります。壁を設けない場合と、囲いに荷重をかけない場合は、算定上同じ形になります。③は壁の上端から0.5m下の基準線まで平らに積むものとしています。②の開口側は50%勾配、上限は L/2 と基準線の低い方です
  • 保管の単位の面積(200㎡以下)、隣接する単位との間隔(2m・雑品スクラップは千葉市で3m)は計算に含めていません。大きな区画は仕切りで分ける必要があります
  • 算定方法は県・市ごとに異なり、改正されることがあります。実際の上限は所管行政庁にご確認ください
  • 当社のストックヤードブロックの標準の計算条件は土砂(20kN/m³・内部摩擦角35°)を想定しています。金属スクラップやプラスチックなど性状の異なる保管物は、品目と積み上げ高さをお知らせいただければ、その条件で個別に照査します
  • 本ページは製品メーカーによる参考情報であり、許可要件への適合を保証するものではありません

最終更新日 2026年10月7日

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