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PICK UP

ピックアップ製品03
雨水貯留・浸透系製品

大型貯留槽(貯留エコン)

大型貯留槽(貯留エコン)

油水分離槽の下流で、雨水を一時的に貯留するRC製貯留槽

貯留エコンは、プレキャストのRC製カルバートを並べて構築する、地下埋設型の雨水貯留槽です。必要な容量に合わせて規模を選定でき、上部を駐車場などに利用する計画にも対応します(荷重条件は個別に確認します)。当社では、油水分離槽アクシスを設ける工場・物流施設・ヤードなどの排水計画において、分離槽の下流側で雨水を一時的に貯留し、計画放流量以下で放流するための設備としてご提案しています。

油水分離槽と組み合わせる排水計画

開発行為や大規模施設の建設では、敷地内に降った雨水をそのまま下流へ流さず、一時的に貯留してから放流するよう求められる場合があります。油分を扱う施設では、油水分離槽と雨水貯留槽を別々に検討するのではなく、ひとつの排水経路として計画しておくことが重要です。

  1. 油水分離槽浮上油を分離・捕捉
  2. 必要に応じて緊急遮断ゲート事故時に流出を遮断
  3. 貯留エコン雨水を一時貯留
  4. 放流桝計画放流量以下で放流
  5. 放流先公共下水・水路など

※油水分離槽より下流側の基本的な並びを示した概念図です。緊急遮断ゲートの要否、桝の配置や経路は、敷地条件・放流先・行政協議の結果に応じて個別に計画します。

必要に応じて油水分離槽の流出側に緊急遮断ゲート(手動・巻き上げ式)を組み合わせ、事故時などに下流への流出を止める計画にできます。仕様と設置位置を見る

この組み合わせでできること

貯める ― 下流へそのまま流さない
降雨時の雨水を槽内に一時的に貯留し、放流桝で計画放流量以下に抑えて放流します。
止める ― 緊急遮断ゲートとの組み合わせ
油の流出事故などの際に、ハンドル操作でゲートを閉じて下流への流出を止め、状況を確認してから対応を判断する計画に用います。開口形状は角型と丸型があり、管径や流量に合わせて選定します。
RC製であること
油分を含むおそれのある排水を受ける系統では、貯留槽の耐油性、内部の点検・清掃の方法、油が流入した際の復旧方法を、あらかじめ確認しておく必要があります。RC製の貯留エコンは、これらを設計段階で説明しやすい構造です。
  • 車両荷重や土圧に対応しやすい
  • 内部の目視点検や清掃を計画しやすい
  • 油分や汚泥が流入した場合に回収しやすい
  • 部分補修や表面保護などの対応がとれる
  • 油水分離槽や桝と同じプレキャスト構造として、まとめて計画できる
計画条件に応じて、水密コンクリート仕様、耐油性の目地・シーリング、内面被覆、清掃用人孔、採水口などを選定できます(適用の可否は設置条件により異なります)。

油水分離槽へ流入させる水量の考え方や、分離槽より上流側の構成は、集水面積や放流条件によって変わります。設計ご担当者様には、計画条件をうかがったうえで、構成案と資料を個別にご案内しています。

ご計画にあたって

  • 必要な貯留容量と許容放流量は、行政協議や開発許可の条件によって決まります。
  • 貯留エコンは、計画した容量の範囲で雨水を一時貯留する設備です。事故時の排水をすべて保持することを保証するものではありません。

緊急遮断ゲート
(手動・巻き上げ式)

油水分離槽は、通常時に流入する微量の油を分離する設備です。一方、燃料タンクや給油設備、整備施設などでは、設備の破損や操作ミスによって、通常の想定を超える量の油が流出するおそれがあります。

緊急遮断ゲートは、こうした事故時に、下流への流出を物理的に止めるための設備です。ハンドルを回してゲートを閉じ、油を含む排水を油水分離槽や桝、貯留槽の中に留めたうえで、吸引回収や清掃を行います。油水分離槽アクシス(AQS・AQシリーズ)のオプションとしてご用意しています。

  • 角型の緊急遮断ゲート(手動・巻き上げ式)
    角型ゲート
  • 丸型の緊急遮断ゲート(手動・巻き上げ式)
    丸型ゲート

仕様

項目角型ゲート丸型ゲート
開口形状角型(大口径・大流量向け)丸型(管径に合わせる)
フレームSUS304/鋼製SUS304
扉体FFU/ステンレスステンレス
水密構造三方/四方水密円周水密
操作方法ハンドルを回して開閉(外ネジ式)ハンドルを回して開閉(内ネジ式)
取付方式オールアンカーオールアンカー
対応サイズ〜1000×1000(特注可)Φ150〜Φ600
水圧方向正水圧用

※選定の目安:管口に直接合わせる小口径は丸型、角型の開口や大流量は角型です。寸法・水密方式・荷重条件は、現場ごとに確定します。

設置位置(2パターン)

油水分離槽の流出ユニットに取り付ける
分離槽の最終ユニットの流出開口に、直接取り付けます。
別に設ける流出桝に取り付ける
流出桝の流出側に設置します。小口径の場合や、既設の管口に合わせる場合に確実な方法です。

特長

必要なときに、流出を物理的に止める
清掃・点検時の流出停止や、油が過剰に滞留したとき、上流側で油が漏れたときの放流遮断に使います。下水道や公共用水域へ流れ出る手前で、放流を遮断できます。
管径・開口に合わせて選べる
角型と丸型の2タイプがあります。流出ユニットへの直付けにも、別に設ける流出桝への設置にも対応し、既設の管口に合わせた選定ができます。
腐食しにくい構成
SUS304のフレームと耐食性のある扉体を基本とし、油や薬品を含む排水環境でも使用できます。閉じたときの漏れを抑える水密構造です。
油水分離槽の本体を、ゲートに合わせて設計
油水分離槽アクシスは、管径や流入・流出の方向、管の形状(角・丸)を現場に合わせて設定できます。選んだゲートの開口形状とサイズに合わせて、本体側を設計します。

設置の要否の目安

設置をおすすめする施設 給油設備、燃料タンク、防油堤の周辺、整備施設など、事故時に通常の想定を超える油の流出が考えられる施設
個別に検討する施設 油の取扱量が少なく、点検・清掃時の流出停止を別の手段で確保できる施設

ご使用上の注意

  • 完全水密ではありません。構造上、わずかな漏水が生じる場合があります。
  • 正水圧用です。逆流(逆水)対策が必要な場合は、フラップゲートの併用をご提案します。
  • 管底高が浅い場合、ハンドル・巻き上げ部が天端から出ることがあります。取付位置はご相談ください。

運用にあたって決めておくこと

ゲートは、設置するだけでは十分ではありません。次の事項を、維持管理計画としてあらかじめ定めてください。

  • ゲートを閉める判断基準
  • 操作責任者
  • 操作位置
  • 閉めた後に確保できる滞留容量
  • 油の回収方法
  • 定期的な開閉確認

当社の対応範囲

当社は、製品の製造・供給と設計支援を行うメーカーです。現場での施工は行っておりませんので、元請会社様・施工会社様のご手配をお願いしています。

供給するもの
  • 貯留エコン本体
  • 油水分離槽アクシス
  • 放流桝などの関連する桝類
  • 緊急遮断ゲート(油水分離槽とあわせて納入)
支援すること
  • 計画条件の整理と、規格の選定
  • 各桝・油水分離槽・貯留槽の配置のご提案
  • 図面(CAD)・構造計算書・容量検討資料の作成
  • 行政協議に向けた技術資料のご用意
  • 据付要領のご提示
行わないこと
  • 掘削・基礎・据付・埋戻しなどの現場施工
  • 行政協議・申請手続きの代行
  • 必要貯留容量・許容放流量の最終決定(行政協議の結果と、設計ご担当者様のご判断によります)
大型貯留浸透槽(浸透エコン)

大型貯留浸透槽(浸透エコン)

一般雨水向け ― 地盤条件が合えば、浸透を併用して施設を小型化

設置場所の地盤が雨水の浸透に適している場合は、貯留に浸透を併用することで、必要な施設規模を抑えられます。放流先が浅く、貯留だけではポンプ設備が必要になるような条件でも、地下へ浸透させることで、排水先をオーバーフロー用の管理桝のみとする計画が可能です。底面浸透タイプと、側面・底面浸透タイプから選べます。なお、油水分離槽と組み合わせる系統には、浸透させずに貯留する貯留エコンをご提案しています。浸透エコンは、油分が流入するおそれのない一般雨水の系統向けです。

雨水貯留・浸透系製品

規格・図面データ

大型貯留槽(貯留エコン)の形状

大型貯留槽(貯留エコン)

図面データはこちらから ↗︎
大型貯留槽(貯留エコン)の規格表
大型貯留浸透槽(浸透エコン)の形状

大型貯留浸透槽(浸透エコン)

図面データはこちらから ↗︎
大型貯留浸透槽(浸透エコン)の規格表

よくあるご質問

施工もあわせて依頼できますか。
当社は製品の製造・供給と設計支援を行っており、現場施工は承っておりません。配置図や据付要領をご用意しますので、元請会社様・施工会社様にて据付をご手配ください。
油水分離槽と組み合わせる場合、浸透タイプは使えますか。
油水分離槽と組み合わせる系統には、浸透させずに貯留する貯留エコンをご提案しています。浸透エコンは、油分が流入するおそれのない一般雨水の系統でご検討ください。
緊急遮断ゲートを閉めれば、油は外へ出ませんか。
完全水密ではないため、構造上わずかな漏水が生じる場合があります。閉める判断基準、操作責任者、閉めた後に確保できる滞留容量、油の回収方法を、維持管理計画としてあらかじめ定めておくことが前提です。
樹脂製の貯留槽とは、どのように使い分けますか。
どちらが適するかは計画条件によります。油分を含むおそれのある系統では、耐油性、内部の点検・清掃の方法、油が流入した際の復旧方法を事前にご確認ください。RC製はこれらを説明しやすい点が特長です。
必要な貯留容量は、どのように決まりますか。
行政協議や開発許可の条件に基づいて決まります。当社は、計画条件の整理や容量検討の資料作成をお手伝いし、決まった容量と設置条件に対して、規格の選定と配置をご提案します。
油水分離槽を設けない計画でも使えますか。
はい。一般雨水の貯留槽として、貯留エコン・浸透エコンを単独でご利用いただけます。

ご相談・お見積り

計画の初期段階からご相談いただけます。次の項目がわかる範囲でそろっていると、ご提案までがスムーズです。

  1. 計画地の所在地と、敷地(集水)面積
  2. 放流先と、許容放流量・必要貯留容量(行政協議の状況)
  3. 油水分離槽の有無(型式が決まっていれば型式)
  4. 貯留槽の設置位置と、上部の利用方法(駐車場・車両の種類など)
  5. 土被り・地下水位・搬入経路などの現場条件
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